日本人の平均寿命はどのくらい?推移と最新データ
「日本人の平均寿命は世界トップクラス」とよく言われます。 では実際に何歳なのか、男女でどう違うのか、正確に知っていますか? この記事では厚生労働省のデータをもとに、平均寿命の実態を分かりやすく解説します。
日本人の平均寿命(最新データ)
2023年時点の平均寿命
厚生労働省が発表した「令和5年簡易生命表」によると、 日本人の平均寿命は以下のとおりです。
- 男性:81.09歳
- 女性:87.14歳
男女合わせた平均は約84歳です。 女性は男性より約6歳長生きするというデータが出ています。
※データ出典:厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」
「平均寿命」と「健康寿命」の違い
ここで大切な概念が「健康寿命」です。 健康寿命とは、介護を必要とせず自立して生活できる期間のことです。
最新データでは以下のとおりです。
- 男性の健康寿命:72.68歳
- 女性の健康寿命:75.38歳
平均寿命との差は、男性で約8年、女性で約12年あります。 この期間は、何らかの介護や支援を必要とする状態が続くことを意味します。
つまり、「自分の力で週末を楽しめる期間」は平均寿命より短い可能性があります。 週末カウンターの想定寿命を設定する際の参考にしてください。
どちらを基準にすべき?
週末カウンターで想定寿命を設定する際、どちらを基準にすべきか迷う方が多いです。
平均寿命(男性81歳・女性87歳)を基準にする場合 「人生全体の残り週末」を把握したい場合に適しています。 老後の生活も含めた総量を知りたいときに参考にしてください。
健康寿命(男性73歳・女性75歳)を基準にする場合 「元気に自由に動ける残り週末」を把握したい場合に適しています。 旅行、スポーツ、アウトドアなどの体を使う活動を想定するなら、 この数字のほうがより現実的な目安になります。
どちらも一度計算してみて、両方の数字を知っておくことをおすすめします。
平均寿命の推移
戦後からの変化
1947年(昭和22年)の日本人の平均寿命は、男性50.06歳、女性53.96歳でした。 現在と比べると30年以上伸びています。
主な要因として以下が挙げられます。
- 医療技術の進歩(抗生物質、手術技術、がん治療など)
- 栄養状態の改善(食料の安定供給、栄養バランスの向上)
- 衛生環境の整備(上下水道の普及、感染症対策の強化)
- 社会保障制度の充実(定期健診、予防接種の普及)
戦後わずか80年で30年以上も平均寿命が伸びたことは、 医学と公衆衛生の発展がいかに大きな成果を上げてきたかを示しています。
近年の傾向
2019年まで平均寿命は右肩上がりに伸び続けてきました。 しかし2020年以降は新型コロナウイルスの影響もあり、 男性は2年連続で短縮する局面もありました。
2023年は男女ともに回復傾向にあります。
今後については、医療技術のさらなる進歩や生活習慣病の予防が進むことで、 平均寿命が90歳に近づく可能性を指摘する専門家もいます。 一方で、孤独・孤立、精神的な健康問題、気候変動による影響なども 寿命に関わる要因として注目されています。
平均寿命の国際比較
世界保健機関(WHO)の2024年版データによると、 日本は世界有数の長寿国です。
日本より平均寿命が長い国は非常に限られており、 特に女性の長寿においては世界トップクラスの水準を維持しています。
長寿の背景には「日本食」の影響が国際的に注目されています。 魚、大豆、野菜を中心とした食生活が、心疾患や生活習慣病の予防に つながっていると考えられています。
また、日本の「かかりつけ医」制度や定期健診の普及も、 早期発見・早期治療を促し、長寿に貢献していると言われています。
平均寿命と残り週末の関係
平均寿命のデータを踏まえた残り週末回数
平均寿命のデータを踏まえて、残り週末回数を試算してみましょう。 以下は男性81歳・女性87歳を想定寿命として計算した場合の目安です。
男性(想定寿命81歳)
- 20歳:約3,172回
- 30歳:約2,652回
- 40歳:約2,132回
- 50歳:約1,612回
女性(想定寿命87歳)
- 20歳:約3,484回
- 30歳:約2,964回
- 40歳:約2,444回
- 50歳:約1,924回
健康寿命で考えた場合
ただし、「自分の力で自由に過ごせる週末」という観点では 健康寿命(男性約73歳、女性約75歳)を基準にするのも一つの考え方です。
男性(健康寿命73歳)
- 20歳:約2,756回
- 30歳:約2,236回
- 40歳:約1,716回
- 50歳:約1,196回
平均寿命と健康寿命では、残り週末の差が400回前後あります。 この400回をどう考えるかは、個人の価値観によります。
寿命を延ばすために今できること
平均寿命や健康寿命は、遺伝だけで決まるわけではありません。 生活習慣が大きく影響することが、多くの研究で示されています。
食生活 塩分を控えめにし、野菜・魚・大豆を中心とした食事を心がけることが、 生活習慣病の予防につながります。
運動習慣 週に150分程度の有酸素運動(ウォーキング、サイクリングなど)が、 心疾患リスクの低下に効果的とされています。 週末を使って体を動かす習慣をつけることが、健康寿命の延伸につながります。
定期健診 自覚症状のないうちに病気を発見するためには、定期的な健康診断が欠かせません。 年に1回の健診を習慣にしましょう。
社会的なつながり 孤立は健康寿命を縮めるリスク因子として知られています。 家族や友人との交流、地域コミュニティへの参加が、 長期的な健康維持に寄与するという研究結果があります。
まとめ
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳です。 ただし健康に自立して過ごせる「健康寿命」は男女ともに約10年短くなります。 自分の残り週末を計算するとき、この数字を念頭に置いておくと現実的な計画が立てられます。
また、平均寿命は生活習慣によって変えられる部分があります。 残り週末をより多く、より元気に過ごすために、今日からできることを始めてみましょう。
※この記事のデータは毎年更新します。最新情報は厚生労働省の公式サイトでご確認ください。